犬の病気 消化器の病気 虫歯

虫歯

虫歯は、歯垢に含まれる細菌が、炭水化物を発酵し有機酸を生成する事で起こります。
犬の口の中は細菌が繁殖しにくいので、人間と比べると虫歯の発生率は少ないのですが、全くかからないわけではなく、近年、犬の口腔内疾患の約7%は虫歯が占めると考えられています。

虫歯の原因

虫歯の原因は、蓄積した歯垢に含まれる細菌が炭水化物を発酵し、有機酸を生成する事で起こります。
その発生した有機酸が、歯の表面のエナメル質や象牙質が破壊する事で虫歯は起こります。

虫歯の症状

虫歯になると、歯の色が茶や黒に変色し、その部分がもろくなって欠けたり穴が開くなどの症状が見られます。また、口臭や食事の時に歯がしみたり歯痛を感じ、それが原因で食事を避けるようになる場合もあります。進行すると、歯の神経まで冒される事があります。

虫歯の治療

虫歯の治療では、虫歯に冒されている部分を削り取り、その部分に充填する処置をします。状態がひどく、削るだけでは治療できない場合は、抜歯をしたり神経を除去するケースもあります。

虫歯の予防

虫歯の予防で最も大切な事は、普段から歯磨きをしっかり行う事です。また、犬用のガムや歯垢のつきにくい食事などを与えるようにします。歯科検診を定期的に受ける事も、虫歯予防に有効です。