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犬の病気 造血系の病気

犬の病気 造血系

ここでは、犬がかかりやすい造血系の病気「免疫介在性溶血性貧血、タマネギ中毒、バベシア症、悪性リンパ腫」について解説します。

免疫介在性溶血性貧血

免疫介在性溶血性貧血とは、略称で「IMHA」とも呼ばれ、身体を守る免疫機能が病原菌を誤認し、自らの赤血球を破壊する病気です。
シーズー、マルチーズ、プードル、コッカースパニエル、アイリッシュ・セッター、オールド・イングリッシュ・シープドッグなどの犬種のメスに多く見られ、年々増加傾向にあります。

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タマネギ中毒

タマネギ中毒とは、食事や拾い食いなどからタマネギやネギを体内に取り入れ、それにより貧血や溶血を引き起こす中毒症です。
犬の体重約1kgあたり、約20gのタマネギやネギを摂取すると起きると言われており、また遺伝体質も大いに影響を及ぼすと考えられています。

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バベシア症

バベシア症とは、原虫「バベシア」がマダニを媒介し感染する病気の事です。
以前は、近畿・西日本地方に生息するマダニが感染源となるケースが多く見られていましたが、近年ではその感染地域が広がりを見せています。

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悪性リンパ腫

悪性リンパ腫とは、体の免疫をつかさどるリンパ球が腫瘍化した病気で、血液がんの一種です。犬の場合は、体表の様々な部分にあるリンパ節が腫れる「多中心型リンパ腫」が最も多く、6〜7歳以上の中高齢犬によく見られる傾向にあります。レトリーバー系、ボクサー、バセット・ハウンド、セント・バーナードなどがリンパ腫になりやすい犬種と考えられています。

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