犬の病気 皮膚病
この項目では、犬がかかる皮膚の病気「アカラス症、膿皮症、疥癬、ツメダニ症、皮膚糸状菌症、悪性黒色腫(メラノーマ)、脱毛症、アトピー性皮膚炎、脂漏性皮膚炎」について説明します。アカラス症
犬のアカラス症とは、別名「毛包虫症」や「イヌニキビダニ症」とも呼ばれ、イヌニキビダニ(毛包虫)という寄生虫によって引き起こされる、ダニ症【acariasis】の皮膚炎です。
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膿皮症
犬の膿皮症とは、ブドウ球菌などの細菌が増殖することによって生じる皮膚病。
短毛種に比較的多く見られます。顔やワキ、股や指の間などによく現れ、夏に発症しやすいと言われています。
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疥癬
犬の疥癬とは、「疥癬ダニ」とも呼ばれる「ヒゼンダニ」が寄生し発症する病気です。犬のみならず、犬から人へと感染するケースもあります。
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ツメダニ症
犬のツメダニ症とは、寄生虫「イヌツメダニ」が皮膚に寄生し、炎症を起こした状態を言います。ツメダニの体長は約0.5mm程度で、肉眼で見つける事はほとんど困難なほど小さな生物です。
またこのツメダニは、日本国内、広範囲に分布していると考えられており、人間にも感染する場合があります。その場合は、激しいかゆみを伴います。
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皮膚糸状菌症
犬の皮膚糸状菌症とは、「白癬(はくせん)」や「皮膚真菌症」とも言われ、真菌と呼ばれる、いわゆる「カビ」が感染する事により起こる皮膚病です。人に感染する恐れもあり、化膿を伴った重度の皮膚炎を起こす場合があります。
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悪性黒色腫(メラノーマ)
悪性黒色腫(メラノーマ)とは、メラニン色素が腫瘍化して発生する病気で、主に口腔内の他、舌に指などにも発生します。色素沈着が起こりやすいコッカ−スパニエル、スコッチ・テリア、ボストンテリアなどの犬種が特に多く、また10歳前後の老犬のオスに、最も多く発症すると考えられています。
脱毛症
犬も人間と同様に脱毛症にかかる事があります。季節の変わり目に、生理現象として被毛が生え変わる脱毛以外は、病的なもの、ストレス、または遺伝性のものと考えられます。
アトピー性皮膚炎
アトピー性皮膚炎とは、痒みを伴ったアレルギー性皮膚炎のこと。
特にイングリッシュ・コッカー・スパニエル、ウェスト・ハイランド・ホワイト・テリア、ゴールデン・レトリーバー ラブラドール・レトリーバー、シェットランド・シープ・ドッグ シーズー、パグ、ビーグルなどがかかりやすいとされ、中でもアトピー素因を持った、若年層の犬に多く発症します。
脂漏性皮膚炎
脂漏性皮膚炎とは、皮膚脂肪が炎症を引き起こした状態を言い、原発性による「一次性」のものと、皮膚病の症状の1つとして起こる「二次性」とに分類されます。
アメリカン・コッカー・スパニエル、ウエスト・ハイランド・ホワイト・テリア、シーズー、スコティッシュ・テリア、シベリアン・ハスキー、ジャーマン・シェパード・ドッグ、パグ、ビーグル、ブルドッグなどがかかりやすい犬種とされます。