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爪実条虫症

瓜実条虫症とは、別名「犬条虫症」とも呼ばれ、瓜実条虫というウリの種が連なっているような形をした寄生虫が寄生して起こる病気です。瓜実条虫は、ノミやシラミを媒介し犬に感染します。人にも感染する可能性があります。

爪実条虫症の原因

爪実条虫症の原因は、主に接触感染や経口感染で起こります。既に感染している犬が排便などで瓜実条虫を体外に排泄し、ノミやシラミの幼虫が瓜実条虫の卵を食べる事でノミやシラミの体内で発育。その体内の瓜実条虫の幼虫も同時に成長し感染能力が強くなります。このノミやシラミの成虫が体表に接触したり、経口から侵入する事で感染します。

爪実条虫症の症状

爪実条虫症は、寄生虫が大量発生する以外は、目立った症状は特にありません。所が、多数の瓜実条虫が寄生している場合には、下痢、食欲不振などの症状が見られます。

爪実条虫症の治療

爪実条虫症の治療には、駆虫薬を投与が有効です。また、ノミやシラミの寄生が見られる場合には、その駆除を行うことも大切です。

爪実条虫症の予防

爪実条虫症の予防で最も大切なのは、瓜実条虫と中間宿主であるノミやシラミの駆除です。ノミが出回る季節には、継続的に成虫や卵、幼虫の駆虫を行う必要があります。