ペットゲートを買う前に|取付幅・壁面・扉と両端のすき間
ペットゲートは、通路の幅だけでは選べません。固定具を当てる壁の形と強度、拡張パーツの組み合わせ、両端のすき間、扉を開ける場所まで、購入する型番の条件と照らし合わせましょう。
ゲートがあっても、犬の通行を完全に防げるとは限りません。日本育児「ガーディ ハイタイプ」の説明書は、目の届く範囲で使うことと、階段や段差の上・階段途中などへ設置しないことを示しています。留守中の管理をゲート一つに任せたり、禁止された場所へ付けたりしないでください。

1. 商品名だけでなく、型番と仕様の版をそろえる
販売ページ、取扱説明書、購入する商品の型番をそろえます。中古品や家族から譲り受ける物は、箱や本体の表示、部品がそろっているかも確かめてください。同じシリーズ名でも、昔の説明書が今の仕様に合うとは限りません。
例えばペットセレクトの「ガーディ ハイタイプ NEW」は、2025年2月18日販売ロットから取付幅などの仕様が変わったと案内されています。以前に買った本体へ拡張パーツを足すときも、新旧の対応を販売元へ確認しましょう。
2. 幅を測る前に、固定できる壁面と禁止場所を見る
突っ張り式は、左右に壁があるだけでは取り付けられません。「ガーディ ハイタイプ」の説明書では、丈夫な柱や壁面、凹凸のない水平な床面を指定しています。家具や動く建具、窓のサッシを固定先にすることは禁止されています。
壁紙の見た目だけで、内側の強度は分かりません。ベニヤや石こうボードについては、同製品の説明書に桟のある箇所への取り付け条件があります。壁の構造や強度が分からない場合は、購入前にメーカーや施工業者へ相談してください。
固定具を当てられる面の奥行きも必要です。アイリスオーヤマ「SPG-720A」の仕様は、ラバーパッドのみなら約5.5cm以上、補助ソケット使用時なら約8cm以上の取付必要奥行きを示しています。これはSPG-720Aの条件で、別製品へ同じ寸法を当てはめるものではありません。
- 説明書で禁止されている階段・段差・屋外などに当たらないか。
- 上下の固定具が当たる所に、巾木や凹凸、動く部分がないか。
- 固定面の強度・形状・奥行きが、その型番の条件に合うか。
3. 「本体の幅」と「取り付けられる幅」を区別する
商品サイズの横幅と、左右の固定具や拡張パーツを含めた取付幅は別です。通路では、説明書の図に示された固定位置を測ります。下側だけ巾木が出ているなど、上下で幅が違う場合は、両方の寸法と写真を用意して問い合わせてください。
| 製品と使う部品 | 取付幅 |
|---|---|
| ガーディ ハイタイプ NEW 本体のみ | 73~83.5cm |
| ガーディ ハイタイプ NEW 付属フレーム1枚を使用 | 83.5~93cm |
| アイリスオーヤマ SPG-720A 本体のみ | 73~83cm |
| アイリスオーヤマ SPG-720A 拡張パーツを使用 | 83~90cm |
例えばガーディ ハイタイプ NEWで間口が82cmなら本体のみの幅区分、86cmなら付属フレーム1枚を使う幅区分です。ただし、幅に入ることだけで設置できるとは決まりません。壁面と床、固定具、扉の開閉も同じ説明書の条件に合わせます。
「少し足りないから別の棒で延ばす」「別メーカーの拡張部品を足す」といった調整はせず、対応する部品と使える枚数をメーカーへ確認しましょう。仕様が合わなければ、別の型番や設置場所を選び直します。
4. 柵の間と、ゲートの両端のすき間は別に見る
柵どうしの間隔だけでは、設置後に残るすき間は分かりません。固定ボルトのある両端や、床との間にも目を向けます。ペットセレクトのガーディ ハイタイプ NEWは、壁とゲート両端に最小1.5~最大6.5cmのすき間が生じると案内しています。
この範囲を、犬が通れないことを保証する数値として使わないでください。犬をすき間へ通して試さず、使う犬の条件と、設置幅に応じて残るすき間をメーカーへ相談します。分からないまま、布や板を自己流で足してふさぐこともしないようにしましょう。
5. 扉を開ける場所と、閉めた後のロックを確かめる
本体が収まっても、ゲートの扉が家のドアや取っ手、家具にぶつかれば、普段の出入りに支障が出ます。開く向きと必要な範囲、足元に残る枠の位置を、部屋の扉を動かす場面まで含めて確認します。
ガーディ ハイタイプの説明書は、閉めた後に上下のロックピンが掛かっているか確かめるよう案内しています。扉が元の位置へ戻ったことと、ロックが掛かったことを同じ扱いにしないでください。開閉時は犬が近くにいないことも確かめます。
通り道を測るときは、普段運ぶバッグや掃除道具を持って通れるかも考えましょう。毎回ゲートを動かさないと通れない配置なら、購入前に置き場所や扉のある型を見直せます。
6. 届いた後は、開梱時の状態と使用前の点検を区別する
ガーディ ハイタイプは、開梱時に本体上部と扉の間が開いている構造です。設置前のこの状態を、別製品の故障判断や、取り付け後のすき間の許容根拠にしないでください。組み立て・取り付けは、手元の版に合う説明書の順番で行います。
設置後は、説明書の点検欄に沿って、がたつき、固定ボルトの緩み、ロック、床との接地などを確認します。がたつく、扉が閉まらない、部品が破損している場合は使うのを止め、対象製品の窓口へ相談してください。犬を近づけたまま取り付けを直したり、壊れた部品を自己流で補強して使い続けたりしません。
問い合わせには、商品名・型番・新旧の仕様、上下の間口寸法、固定先の写真、使用した拡張パーツ、閉まらない部分の写真を用意します。犬が通る様子や、ゲートが倒れる状態を再現する必要はありません。
取付幅・設置場所を調べるメーカー資料
- ペットセレクト「ガーディ ハイタイプ NEW」:新旧仕様、取付幅、両端のすき間と、取扱説明書への案内。説明書には設置禁止場所やロック・点検の条件があります。
- アイリスオーヤマ「SPG-720A」:本体・拡張パーツごとの取付幅と、固定具を当てる面に必要な奥行き。手元の型番と一致する仕様を使ってください。